インビクタス/負けざる者たち (2009年)

あらすじ

1994年の南アフリカ共和国。反体制活動家として投獄されていたネルソン・マンデラは、27年間の刑務所生活を終えて大統領に選出された。

しかし、アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃後も人種対立は解消されず、本当の意味で南アフリカ共和国は一つになってはいなかった。

そんな中、1995年にラグビーワールドカップが南アフリカで開催される事になる。そこで、大統領のマンデラはスポーツを通じて国内外に人種の融和を示すため、代表チームを団結させて自国開催のラグビーワールドカップに挑む事を考える。

だが、そこには多くの苦難と困難が待っていた。

アメリカ、南アフリカ共和国/132分

監督・出演者

[監督]
クリント・イーストウッド

[出演者]
モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギ、パトリック・モフォケン、マット・スターン

感想

ジョン・カーリン原作のノンフィクション小説を映画化。人種対立が激しい国を、どのようにまとめていったかを描いた作品。

当時は貧困層が多い黒人はサッカーを行い、裕福層が多い白人はラグビーを行うのが普通で、アパルトヘイトが終わった後でも、ラグビーの試合では黒人が相手国を応援するぐらい黒人にはラグビーが不人気だったそうです。

ネルソン・マンデラが自身を演じてもらうなら誰が良いかという質問に、「モーガン・フリーマン」と回答したことから、映画化まで至ったとか。

南アフリカで行われたラグビーワールドカップの話が中心だが、大統領のネルソン・マンデラの苦労や国民の変化も描かれていて感動する作りになっている。

ラグビーに興味がなくても十分楽しめる映画です。