キンキーブーツ (2005年)

あらすじ

田舎町で靴製造工場を親から引き継いだチャーリー。しかし、成り行きで後継ぎとなったチャーリーは乗り気ではなく会社の経営状況も最悪だった。

出張でロンドンに来たチャーリーはやけ酒を飲み、路上でチンピラに絡まれている女性を助けよう近づいた。だが、勘違いから逆に女性に叩きのめされてしまう。

目を覚ますと目の前にいたのはドラァグクイーンのローラ。チャーリーが靴を製造している事を知り、ローラは男性ながら女性の衣装を着て踊るので、男性の重さでは女性用のハイヒールがすぐ折れてしまうと話を持ち掛ける。

チャーリーはローラの話を聞き、会社再建の名案を思いつく。

イギリス、アメリカ/107分

監督・出演者

[監督]
ジュリアン・ジャロルド

[出演者]
ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー、サラ=ジェーン・ポッツ、ジェミマ・ルーパー、ニック・フロスト・リンダ・バセット、ロバート・ピュー、ユアン・フーパー、スティーブン・マーカス

感想

実際に倒産寸前の会社を立て直した話の映画化。全体的に小さな笑いが散りばめられていて、爆笑シーンは少ないが常にクスっとくる笑いで見ていられる。

当時の時代背景もよくわかり、周囲の人たちの考え方が次第に変わっていく姿もいい。主人公の優柔不断で頼りない感じが少しイライラするかもしれないが。

実話ベースと言うのが驚きの内容。ほのぼのとした笑いが好きな人向けの映画で、暗くなるような話でも常に前向きに考えていく登場人物たちがよかった。話もシンプルで意外と感動するシーンも多くて良作だと思った。