アメリカン・ギャングスター (2007年)

あらすじ

1968年のニューヨーク。ハーレムの大物バンピーの下で運転手として働き、多くの事を学んだフランク。その後、フランクは麻薬ビジネスに手を染め、独自の販売ルートを築き上げた事により大成功、大物として警察にマークされる存在になっていった。

一方、警察の汚職が蔓延していたニューヨークで、汚職を嫌っていた警察官リッチーが特別麻薬取締局にスカウトされる。その後、リッチーは信頼できるメンバーを集めて麻薬捜査班を発足する。

そして、麻薬王フランクと特別麻薬捜査官リッチーとの攻防が始まる

アメリカ/157分

監督・出演者

[監督]
リドリー・スコット

[出演者]
デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、キウェテル・イジョフォー、ジョシュ・ブロ―リン、キューバ・グッディング・ジュニア、テッド・レヴィン

感想

実際に犯罪組織のボスとなったフランク・ルーカスを描いた実話で、この事件でニューヨークの汚職警官が大勢逮捕されたという。

実話ベースという事で、当時の警察の腐敗ぶりや治安の悪さは、現在と比べ物にならないぐらい酷い。都市環境の悪さに驚くかもしれない。

麻薬王フランクと特別捜査官リッチーの物語が交差しながら進行する作りが、上映時間の長さを感じさせないぐらい面白かった。激しい抗争シーンは少ないが、静かな2人の戦いといった感じ。

内容には関係ないが、全体的に音楽や街並みなどがお洒落で、悪役のデンゼル・ワシントンもカッコいい。銃撃戦満載のギャング映画ではないが、個人的にはとても面白かった。