幸せなひとりぼっち(2015年)
あらすじ
周囲からは口うるさい老人と思われていたオーヴェは、妻ソーニャに先立たれ孤独な日々を送っていた。しかも、40年以上勤めていた鉄道会社も解雇され生きる希望を失っていた。
ある日、オーヴェは首を吊って人生に幕を下ろそうと家の中でロープをかけた。そんな時、イラン人女性パルヴァネの家族が引っ越してくる。騒々しく外で何かをしている姿を家の中から見たオーヴェは、我慢しきれず注意しに向かう。
その後も、オーヴェが自殺しようとするたびにパルヴァネ一家に邪魔される毎日。そんなパルヴァネ一家と接していくオーヴェに心境の変化が訪れる。
スウェーデン/116分
監督・出演者
【監督】
ハンネス・ホルム
【出演者】
ロルフ・ラッスゴード
フィリップ・バーグ
イーダ・エングヴォル
バハール・パルス
カタリナ・ラーション
ユーハン・ヴィーデルベリ
感想
フレドリック・バックマンの同名小説を映画化。頑固で保守的な爺さんにイライラすると思いきや、爺さんの過去や周辺の住民たちとの交流が進むたびに愛すべき人物に変わっていく感じがよかった。また、スウェーデンの現状もよくわかる作品になっている。
内容は暗そうな設定だが、クスっとくる笑いどころが多く、笑いあり感動ありの映画で個人的に面白かった。人に歴史ありといった感じ。爆笑する感じの映画ではないので、純粋なコメディ映画好きには向かないかもしれない。
アメリカでは「オットーという男」としてリメイクされている。
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