アメリカン・スナイパー (2014年)

あらすじ

厳格な父親に育てられたクリスは、アメリカ大使館爆破事件をきっかけに海軍へと入隊する。30歳という年齢もあって苦労したが、努力で特殊部隊シールズに配属される軍人となった。私生活では結婚したが、すぐに同時多発テロが起こり戦地へ向かう事になってしまう。

イラク戦争では狙撃兵として才能を発揮、仲間たちからレジェンドと呼ばれ、相手からは悪魔と怖れられる存在となっていた。

しかし、妻タヤは戦地から帰国するたびに様子が変わっていくクリスに困惑し、次第に家族の間に溝が深まっていく。その後、クリスは医師の勧めもあり傷痍軍人と交流を続けていくが…

アメリカ/132分

監督・出演者

[監督]
クリント・イーストウッド

[出演者]
ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、マックス・チャールズ、ルーク・グライムス、カイル・ガルナー、サム・ジェガー、ジェイク・マクドーマン

感想

イラク戦争に軍人として赴いたクリス・カイルの自伝を映画化。日本でも翻訳されて文庫化されている。監督のクリント・イーストウッドは、戦争支持でも戦争反対でもなく、純粋に戦争を体験した人物を描いたとしているらしい。

単純な戦争映画ではなく、戦場と家庭の間で悩む人物の話といった感じ。基本は退役軍人の心情が物語の中心になっている。面白かったが、色々と考えさせられる作品。

実際は自伝と映画の内容は違うらしいので、気になった人は自伝も読んでみる事をおススメします。