歌え!ロレッタ愛のために (1980年)

あらすじ

ケンタッキー州の貧しい炭鉱夫の家に生まれたロレッタは、ドゥーリトルと13歳で結婚、他の町へ引っ越して、18歳で4人の子供を産み育てていた。

貧しい生活の中、せめて結婚指輪だけでも欲しいとドゥーリトルに言っていたロレッタ。ある日、結婚記念日に結婚指輪を買ってきてくれたと思ったら、ドゥーリトルが買ってきたのは中古のギターだった。

文句を言いながらも、弾いたこともないギターを子供の面倒を見ながら独学で練習するロレッタ。ギターや歌が上手くなっていったロレッタは、自らのカントリーウエスタンを近所の酒場などで披露する。

ドゥーリトルはロレッタの才能を見抜き、レコードを自作して地方のラジオ局に送っていく。その後、ラジオ局を2人で回りながらレコードを売り込んで行き、次第にロレッタの歌は有名になっていく。

そして、カントリー界の有名人パッツィ・クラインとツアーを開催するまでとなる。順風満帆に見えた歌手生活だが、夫のドゥーリトルとの関係に変化が訪れ、ロレッタも精神的に疲弊していく。

アメリカ/125分

監督・出演者

[監督]
マイケル・アピテッド

[出演者]
シシー・スペイセク、トミー・リー・ジョーンズ、ビヴァリー・ダンジェロ、レヴォン・ヘルム、フィリス・ボーエンズ、アーネスト・タブ、ボブ・ハンナ

感想

歌手ロレッタ・リンの伝記映画。物語はロレッタ中心ではなく、夫のドゥーリトルも重要な人物として語られている。人生何があるかわからない、というのがよくわかる映画。

正直、カントリー歌手は詳しくなかったので、こんな歌手がいるなんて知らなかった。21歳の時に、ギターの知識ゼロから有名歌手になるなんて驚き。

夫婦仲がいいのか悪いのか、よくわからない感じが面白かった。夫婦関係がどうであろうと、最愛の人がいれば、何でもできると思わせてくれるような映画だった。

あと、トミー・リー・ジョーンズが若い。