LAMB/ラム (2021年)

あらすじ

マリアと夫のイングヴァルは娘を亡くし悲痛の中、アイスランドの山間で羊を飼って牧畜業を営んでいた。そんな時、ある羊の出産があり、そこで産まれたのは羊ではない何かだった。

夫婦はその何かに「アダ」という名前を付けて育て始めるが、次第に思わぬ方向へ物語は進んで行く。

そして、謎の存在も夫婦の前に姿を現す。

アイスランド、スウェーデン、ポーランド/106分

監督・出演者

[監督]
ヴァルディマル・ヨハンソン

[出演者]
ノオミ・ラパス、ヒルミル・スナイル・グドゥナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン、イングヴァ―ル・E・シーグルソン

感想

最初は物語の方向性もわからないので、興味深く見る事が出来た。シュールな映像が続くので、コメディかと思うぐらいだが、意外と現実に直面する登場人物たちの葛藤も描かれている。

個人的には万人受けする映画だとは思わないが、予想以上に考えさせられる場面もあって面白かった。最後に多くの謎を残したまま終わるので、スッキリはしないというのが正直な感想。ちなみに、アイスランドの風景は綺麗です。

終始、雰囲気の暗い場面が多いので、気分が沈んでいる時には見ない方がいいかも。見た人によって様々な考察で盛り上がりそうな内容で、とても不思議な映画だった。