ザ・ドア 交差する世界 (2009年)

あらすじ

画家のダヴィッドは、妻の留守中に隣人と浮気をしていた事が原因で娘を事故死させてしまう。5年後、耐えられなくなった妻からは別れを告げられ、全てを失ったダヴィッドは自殺を決意する。

そんな時、蝶に導かれたダヴィッドは不思議なトンネルを見つける。何気なくトンネルの奥に入るとドアを発見。不可解に思いながらも、そのドアを開けてしまう。すると、ドアの先には娘が亡くなる前の世界が広がっていた。

自分自身も存在するその世界で主人公がとった行動とは…

ドイツ/101分

監督・出演者

[監督]
アノ・サオル

[出演者]
マッツ・ミケルセン、ジェシカ・シュヴァルツ、ヴァレリア・アイゼンバルト、トーマス・ティーメ

感想

アキフ・ピリンチの小説「Die Damalstur」を原作とした映画。誰もが一度は考える世界を、シリアスに描いていて、主人公が常に決断を迫られる緊張感が面白かった。ただ、スリリングな展開が続き面白かったが、重要な部分の解明が置き去りになっている感じもあった。

後半には話が急展開になっていくので、飽きずに見ることができた。また、子を亡くした父親の苦悩もうまく描かれている。

ありがちな設定だが、よく考えられていて面白かった。