サイコ (1960年)
あらすじ
マリオンはアリゾナの不動産で働く女性。マリオンは恋人サムと結婚の話をしているが、なかなか良い答えは返ってこなかった。そんなある日、マリオンは客の4万ドルを会社から銀行まで運ぶことを命じられる。
サムと結婚できない理由が金銭的問題だった事から、マリオンは悩みながらも4万ドルを持ち逃げする決断をし、サムのいるカリフォルニアへ向かう。
途中、夜になりマリオンは小さなモーテルを見つけ宿泊する。そのモーテルは一人の青年が経営し、近くの家に住む母親と暮らしていた。そして、マリオンは行方不明となる。
マリオンの妹ライラは、不動産会社の社長から「マリオンが4万ドルを返せば警察には通報しない」と言われ、姉マリオンを探し始める。
ライラはサムと共にマリオンの痕跡を追い、最終的にたどり着いたのは、あのモーテルだった。
アメリカ/109分
監督・出演者
[監督]
アルフレッド・ヒッチコック
[出演者]
アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴィラ・マイルズ、ジョン・ギャヴァン、マーティン・バルサム、ジョン・マッキンタイア
感想
怪物や心霊などの怖さではなく、人間の狂気が主体のホラー映画。その意味では、オカルト怪奇系の映画が好きな人には向かないのかもしれない。
登場人物の背景などが丁寧に描写されているので、とても理解しやすい作りになっている。ホラーというよりサスペンスに近いので、怖い映像は少なめ。
話も完結していて、今見ても古さは感じなかった。また、白黒の映像と音楽が良い感じに怖さを演出している。個人的にはラストの映像が一番怖かった。
サイコホラーの原点を見た感じ。
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