プリズナーズ (2013年)

あらすじ

感謝祭を迎えたアメリカの田舎町で、ケラー家の娘アンナ6歳とバーチ家の娘ジョイ7歳が行方不明となった。すぐに捜査は開始され、担当刑事ロキは誘拐犯の容疑者を拘束し、取り調べを行った。

しかし、証拠不十分と容疑者が10歳程度の知能しかない事、さらに48時間の拘束期間が過ぎたことにより釈放される。

警察の捜査に納得のいかないアンナの父親ケラーは、自ら容疑者に接触して娘の居場所を突き止めるため尋問する。刑事ロキは、あくまでも容疑者なので勝手な事をするなとケラーに警告するが、ケラーは聞き入れる事はなかった。

その後、警察が何も動かない事を知ったケラーは、ついに不満を爆発させ、とんでもない行動に出てしまう。そんな時、刑事ロキは別の容疑者を追っていた。

誘拐犯は誰なのか…

アメリカ/153分

監督・出演者

[監督]
ドゥニ・ヴィルヌーヴ

[出演者]
ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード、メリッサ・レオ、ポール・ダノ

感想

始まりは典型的なサスペンス映画といった感じで、後半に進むにつれて引き込まれていくような展開になっていった。見始めた時は、正直あまり面白さは感じなかったが、後半は2時間30分の上映時間が気にならないほど面白かった。

子供のいる父親なら考えさせられるような内容で、自分ならどうするのかと考えてしまう。人によっては、後味悪くなるかもしれない。

現実に起こりうる可能性がある事件なので、その恐怖感はよかった。また、意外と宗教色のある映画で、最後は予想外の展開。

印象に残ったのは、肉体派と思っていたヒュー・ジャックマンの迫真の演技だった。