カリートの道 (1993年)

あらすじ

1970年代のアメリカ。麻薬王として暗黒街で大物だったカリート・ブリガンテは、親友で優秀な弁護士デヴィッドの力もあり、たった5年の刑期を終えて刑務所から出所する。

犯罪から完全に手を洗おうと決意したカリートは、レンタカー経営の夢もあったが、結果的にクラブ経営者として第二の人生を生きようとしていた。しかし、5年ぶりに戻った街はカリートを放っておく事はなかった。

新興勢力のマフィアや捜査当局など、様々なトラブルを抱えながらも、カリートは元恋人との新生活を夢見るのだが…

アメリカ/144分

監督・出演者

[監督]
ブライアン・デ・パルマ

[出演者]
アル・パチーノ、ショーン・ペン、ペネロープ・アン・ミラー、ジョン・レグイザモ、ジェームズ・レブホーン、ルイズ・ガスマン、ウィゴ・モーテンセン

感想

個性的な俳優が多数出演。銃撃シーンやアクションなどは少なめなので、マフィア同士の抗争映画が好きな人は拍子抜けするかもしれない。本作はカリートの人生の終着点を見る感じ。

変える事のできない自分の生き方に苦しむ姿を描いていて、アル・パチーノ主演の「スカーフェイス」とは真逆のような映画。

やはり、アル・パチーノはマフィアなどの悪役を演じさせたら抜群にカッコいい。そこそこ長い上映時間だが、気にならないぐらい個人的には面白かった。ラストは悲しい展開に…

他に印象に残ったのは、ショーン・ペンが演じたダメ弁護士だった。