ザ・ハリケーン (1999年)

あらすじ

黒人青年レズラは、古本屋で自伝本を見つけて、その本に感銘を受ける。それは、ボクシング世界ウェルター級チャンピオンのルービン・カーターのものだった。しかし、現在のルービンは強盗殺人の犯人として収監され、本人は無罪を主張して囚人服を着用する事も拒否していた。

レズラはルービンに手紙を送り交流が始まる。レズラはルービンが本当に犯罪を犯したのか疑問に思い、養父者と共に事件を調べ直し、冤罪の証拠を見つける。

レズラは証拠を持って直接ルービンに会い、冤罪を証明しようと語りかけるが…

アメリカ/146分

監督・出演者

[監督]
ノーマン・ジュイソン

[出演者]
デンゼル・ワシントン、ヴィセラス・レオン・シャノン、デボラ・カーラ・アンガー、リーヴ・シュレイバー、ジョン・ハナー、ダン・ヘダヤ、デビ・モーガン

感想

冤罪で20年間刑務所で過ごした、ルービン・カーターの自伝が原案の映画。ボクシングの映画ではなく、あくまでも冤罪事件の被害者ルービン・カーターがどのように釈放されたのかを描いている。

1人の少年が偶然見つけた本から、冤罪事件の解決までの展開は実話と思えないぐらい凄い話。当時の時代背景も勉強になり、アメリカ社会での黒人の立場がよくわかる作品。

最後には、ルービン・カーター本人も出てきます。この映画を見るまで全く知らなかった。