つぐない(2007年)
あらすじ
1935年のイングランド。裕福な家庭で育った小説家を夢見る13歳の少女ブライオニーは、使用人のロビーに思いを寄せていたが、姉セシーリアと愛し合う場面を目撃してしまう。
そんな時、従姉妹のローラが乱暴されるという事件が起きる。目撃していたブライオニーは嫌悪感と思い違いからロビーが犯人だと告発し、ロビーは逮捕されてしまう。
事件から4年後、ロビーは減刑と引き換えに戦場へ向かった。18歳になったブライオニーは看護婦として働きながら小説を書いていたが、偶然にニュースで衝撃の事実を知る。
何十年も経った頃、老人となったブライオニーは有名な小説家となり、最新作「つぐない」のインタビューをテレビ番組で受けていた。
そして、ブライオニーは「つぐない」というタイトルの理由について語り出す…
イギリス、フランス、アメリカ/123分
監督・出演者
【監督】
ジョー・ライト
【出演者】
キーナ・ナイトレイ
ジェームズ・マカヴォイ
シアーシャ・ローナン
ロモーラ・ガライ
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
ブレンダ・ブレッシン
ベネディクト・カンバーバッチ
ジュノー・テンプル
感想
イアン・マキューアンの小説である「贖罪」を映画化。少女の心情がよく描かれており、成長していく過程も上手に描かれている。
三人の物語が並行的に進み、それぞれの人物に感情移入できるような構成。子供にとっては小さな嘘かもしれないが、それが他人の人生を狂わせる事態になっていく様は現実味もあって面白かった。
何かが違えば全員が幸せになったかもしれないと思わせるような作りと、悲惨な現実に引き戻してくる展開はよくできた映画だと思った。
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