プラットフォーム(2019年)

あらすじ

ゴレンは中央に穴の開いた部屋で目を覚ました。上から下へ続いている穴を覗くと、上と下にも人がいる事を確認する。すると、一緒の部屋にいる老人からいくつかのルールを告げられる。

今は48階にいるが1カ月毎に階数が入れ替わる事、プラットフォームと呼ばれる台座が上から食事をのせて降りてくる事を知る。さらに、食事は上の階の人の食べ残しがやって来るのを知り戸惑うゴレン。

ゴレンは悲惨な環境に嫌気がさすが、何とか生き残るため試行錯誤するのだが…

スペイン/94分

監督・出演者

【監督】
ガルデル・ガステル=ウルティア

【出演者】
イバン・マサゲ
ソリオン・エギレオル
アレクサンドラ・マサンカイ
アントニオ・サン・フアン
エミリオ・ブアレ

感想

終始、一つの部屋での会話を中心として進んでいく映画。極限状態の人間の行動を表した作品だが、何か哲学的なものは感じなかった。さらに、謎が多すぎて賛否の別れそうな構成にもなっている。

家族で見るような映画ではなく、不快になるようなシーンも多いので苦手な人は注意です。正直、多くの謎が残されて終わったので、伏線回収をしていれば面白くなりそうだとは思った。

現代の階級社会や貧富の差などの社会問題を取り入れている感じもするが、個人的にはもう少し分かりやすく表現して欲しかったかな。内容は良さそうだったので、続編は見たくなるような映画。