ジョンQ 最後の決断(2002年)

あらすじ

リストラ対象となったジョンは、パートタイムに格下げされた事で収入が減り、車のローンを支払うのにも困ってる状態だった。

そんな時、唯一の心の支えである息子マイクが少年野球の試合中に倒れてしまう。マイクは病院に運ばれ一命はとりとめるが、医師からは心臓移植が必要だと告げられる。

高額医療の保険が適用されず、ジョンと妻は職があるという理由で国からの補助も受けられない。何とか心臓移植のために金を集めるが、病院からは医療費が足りないという理由でマイクに退院勧告が決定してしまう。

ジョンは息子を救うため、最後の手段に出る。

アメリカ/118分

監督・出演者

【監督】
ニック・カサヴェテス

【出演者】
デンゼル・ワシントン
キンバリー・エリス
ダニエル・E・スミス
ロバート・デュヴァル

感想

アメリカの医療保険の問題点を取り上げた映画。アメリカの社会保険制度の知識がないと少しわかりにくい内容でもあるが、労働者階級の保険や社会福祉の問題点などを理解すると作品の意味が分かる。

主人公の行動は自己中心的なのか、子を思う親の正しい行動なのか考えさせられる映画。アメリカの保険制度の問題点を取り上げてはいるが、細かい保険制度の話が少なかったのは残念。

派手なアクションはないが、スリリングな展開もあり面白かった。