ファーゴ（1996年）

あらすじ

1987年のミネソタ州ミネアポリス｡自動車販売店のジェリーは借金返済に困り､妻の偽装誘拐を企む｡会社の社長で妻の父親から身代金を奪う計画だった｡

ジェリーは前科のある従業員からカールとゲアを紹介してもらい､妻の誘拐を依頼する｡妻の誘拐は成功するが､車で帰る途中に停車を求められた警察官を射殺し､目撃者まで殺害してしまう｡

翌日､この事件を担当する事になったブレーナード警察署長のマージは､臨月の体を押して捜査を開始する｡

しかし､誘拐計画は予想外の展開に向かっていく…

アメリカ/98分

【監督】
ジョエル･コーエン

【出演者】
フランシス･マクドーマンド
ウィリアム･H･メイシー
スティーヴ･ブシェミ
ピーター･ストーメア
ジョン･キャロル･リンチ

コーエン兄弟の代表作で､ブラックユーモア満載の映画｡不謹慎な会話も多いが､会話の内容が面白くてよく出来ている｡犯人の行き当たりばったり感も､リアリティがあって良かった｡

内容としては意図せずに悪い状況に進んで行ってしまうというもので､ブラックコメディ要素が強めなので苦手な人もいそうな映画｡

内容はシンプルで話も淡々と進むので､謎解きや伏線回収が好きな人には向かない映画だと思うが､間の抜けた人々や幸せとは何なのかと考えさせられる表現などもあり個人的には面白かった｡

ちなみに､最初に出てくるテロップの｢実話を基にしている｣というのはフェイクらしいです｡