プリデスティネーション(2014年)

あらすじ

1970年、爆弾魔フィズル・ボマーによってニューヨークは混乱していた。あるバーでは、一人の男ジョンが自らの数奇な運命を語っていた。それは、昔は女性であり、ある男性と恋に落ち妊娠したが男性は姿を消し、出産した子供も誘拐されてしまったという話だった。

数奇な人生を送るジョンに同情したバーテンダーは過去をやり直す機会を与えてやると言い、ジョンと共に1963年へタイムスリップする。

バーテンダーは自らを時空警察のエージェントだと名乗り、フィズル・ボマーを捕まえるためタイムスリップを繰り返しているとジョンに話す。

ジョンは自分の過去を変えようとするが…

オーストラリア/97分

監督・出演者

【監督】
マイケル・スピエリッグ
ピーター・スピエリッグ

【出演者】
イーサン・ホーク
サラ・スヌーク
ノア・テイラー
クリストファー・カービィ
クリス・ソマーズ
マデリーン・ウエスト

感想

ロバート・A・ハインラインの小説「輪廻の蛇」が原作の映画。タイムループものだがアクションなどは少なく人間物語が中心で、集中して見ていないと分からなくなりそうな内容。序盤は内容が難しく感じるが、中盤から理解できる展開になるので我慢です。

伏線回収が素晴らしく、終わり方もスッキリしているが、タイムループ系の映画でもなかなか難しい部類に入るので、あまり複雑な内容の作品が苦手な人には向かないかもしれないが良作です。

正直、様々な要素を物語に入れすぎなので結末に賛否はありそうだが、最後の伏線回収によって全てが理解できる構成は凄いと思った。

腰を据えて鑑賞する事をおススメします。