ウィンターズ・ボーン(2010年)

あらすじ

17歳の少女リーは母と兄弟の面倒を見ながらミズーリ州で生活していた。ある日、麻薬の密造で逮捕された父親が保釈された後に姿を消した事で、父親が裁判所に出廷しないと保釈金の担保にした家が没収されると保安官から告げられる。

家を失うわけにはいかないリーは、家族の為に父親を探しに行く。しかし、周囲に父親の事を尋ねても父親を探してはいけないと警告するばかり。

父親の出廷日が近づく中、リーは家族を守るため必死に父親を探し続けるが…

アメリカ/100分

監督・出演者

【監督】
デブラ・グラニク

【出演者】
ジェニファー・ローレンス
ジョン・ホークス
ケヴィン・ブレズナーン
デイル・ディッキー
ギャレット・ディラハント
シェリル・リー
テイト・テイラー

感想

ダニエル・ウッドレルの小説を基にした映画。アカデミー賞にもノミネートされた作品で、アメリカの貧困や麻薬などの社会問題を描いている。全体的に暗い映画で、家族愛などの話は期待しない方がいいです。

なぜ主人公の一族がこの場所で生活をしているのか、なぜ薬物を密造しているのかはアメリカ移民の歴史が関係しているので、調べてから見た方が理解が深まると思います。作中では説明がないので。

アメリカの現実と何とか生活している人々の苦労が分かり、暗い話だけどなかなか面白かった。