ファースト・マン(2018年)

あらすじ

1961年のアメリカ。空軍でテストパイロットだったニール・アームストロングは、NASAの有人宇宙飛行計画であるジェミニ計画へ応募し参加する。これは、幼い娘が亡くなった事から逃れるかのような行動だった。

悲しみに暮れる妻に対して、ジェミニ計画を成功させるため必死に訓練を行うアームストロング。宇宙飛行士の仲間たちと絆を深めていくアームストロングだったが、娘の死や危険な計画に冷静な態度で挑む夫に対して、妻は複雑な心境だった。

アメリカ/141分

監督・出演者

【監督】
デイミアン・チャゼル

【出演者】
ライアン・ゴズリング
クレア・フォイ
ジェイソン・クラーク
カイル・チャンドラー
コリー・ストール
クリストファー・アボット
キアラン・ハインズ

感想

ニール・アームストロングの伝記を原作とした映画。宇宙飛行士たちの物語が中心に描かれているので、宇宙空間での出来事は少なめ。主人公や家族の心境がよく分かるような構成で、宇宙飛行士たちの日常の描写がとてもよかった。

結末は分かっているので、特に驚くような展開はなかったが、あまり語られる事のない宇宙飛行士たちや、その家族の心境にスポットを当てた作品は少ないので面白かった。

個人的には気にならなかったが、作品自体は静かな展開が続き上映時間も長いので、動きのある映像やド派手な映像が好きな人向けではないかも。宇宙空間の場面は全体的に少なかったが、映像は壮大で凄かった。