イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年)

あらすじ

自称映像作家のティエリー・グエッタは、謎のアーティストであるバンクシーの存在を知り、ドキュメンタリー映画を撮ろうと接触する。

ところが、グエッタに映像を撮るセンスがないと感じたバンクシーは、逆にグエッタのドキュメンタリー映画を撮る事にする。

バンクシーによって、アーティストとして取り上げられ始めるグエッタ。いったい、どんなドキュメンタリー映画に仕上がるのか…

イギリス・アメリカ/87分

監督・出演者

【監督】
バンクシー

【出演者】
ティエリー・グエッタ

感想

アカデミー賞にもノミネートされた、アート業界の問題点を指摘するような映画。バンクシーは世界的なグラフィックアーティストで、絵は一度ぐらい見た事があるはず。

バンクシーはスポンサーを断っているので、金を稼ぐためにでたらめな絵を高額で売っているシーンは、芸術って何なのかなと感じてしまう。バンクシー自身も、「あんな絵を買う奴はバカだ」と言っているし。

ドキュメンタリー映画でも、笑えるシーンが多くて面白かった。絵の価値とは何なのかを、考えさせられる映画でもあった。