第9地区 (2009年)

あらすじ

1982年、南アフリカ共和国のヨハネスブルクに巨大な宇宙船が出現し、難民となった大勢のエイリアンが地球にやって来た。その後、エイリアンたちは地上に移され、第9地区と呼ばれる隔離地区で国家機関が管理することとなった。

28年後、エイリアンたちは第9地区で独自のコミュニティを築いて生活していたが、エイリアンたちの第10地区への移住が決まる。そこで、立ち退き交渉をするため国会機関の職員であるヴィカスが第9地区へ向かう。

上手くいかない立ち退き交渉に四苦八苦するヴァカスだが、とある家で奇妙な液体を浴びてしまう。そこから、ヴィカスに奇妙な変化が起こり始める。

アメリカ、南アフリカ共和国、ニュージーランド/111分

監督・出演者

[監督]
ニール・ブロムカンプ

[出演者]
シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、ヴァネッサ・ハイウッド、ジョン・ヴァン・スクール、マリアン・フーマン

感想

映画の舞台が南アフリカ共和国なので、アパルトヘイト政策を思わせるような映画。差別と偏見の中で生きるエイリアンの姿と、それに対する人間の困惑ぶりを描いている。

この映画のエイリアンはエビと呼ばれ、甲殻類の虫のような姿。映画では人型のエイリアンが多いので、印象的な姿をしている。インパクトのある姿をしているが、コミカルに演出されていたりと面白かった。

全体的に、ドキュメンタリー風の撮影になっている映画。最後のシーンは少し悲しくなる。